【大手化学メーカー編】将来の「年収700万」を捨てた日。ホワイト企業の歯車として寿命を削り続け、3年でレールを外れた理由

夜の工場地帯を背景に「年収700万が見える安泰。でも、でも、僕の体は限界だった。」という白い文字が刻まれたブログのアイキャッチ画像。工場勤務を辞めて自分の道を選ぶ決意を表現。
目次

はじめに

年収700万が見える安泰を捨てたあの日、俺の将来の貯金額は確かに減った。
でも、今の俺は胸を張って言える。

「辞めて正解やった。逃げたあとの今も、俺は必死に戦いよる。そんな俺、バリ偉かばい!」

世間からは「勝ち組」と言われ、親戚からは「もったいない」と本気で止められた。

でも、彼らは知らん。
深夜3時の工場で、防護服の中で汗だくになりながら俺が考えていたのは、お金のことじゃなかった。

「あと何年、俺の身体は持つのだろうか?」

  • 化学物質アレルギーで肌は痛み、咳が止まらん。
  • 交代勤務のせいで、頭の奥には「常に軽い偏頭痛」が居座っとる。

こんな状態で、あと20年、30年……「完走」なんてできるわけがなか。

前職の「石油基地(パワハラ職場)」という地獄を抜け出し、

俺が次に掴んだのは誰もが羨む「超大手・化学メーカー」の切符。

ここが、人生の安住の地だと思ってたんですたい…(遠い目)

青空の下に広がる広大な敷地の大規模な工場・物流センターの俯瞰写真。多数の駐車場と周辺の緑に囲まれた大手企業の巨大な施設を象徴する風景。
俺が勤務してた工場も、こんな感じで巨大やったばい
  • 広大な敷地と社内の充実した設備
  • 家賃補助などの、驚くほど手厚い福利厚生。
  • 3年目で年収500万。ボーナスも満額支給。
  • 10年以上耐えれば年収700万も現実的な数値。

まさに黄金のレール。 「勝ち組」になれた。そう確信していた。

しかし、そこで待っていたのは、

24時間、止まることのない巨大なプラント。

人間はその歯車。夜勤明けの泥のような眠り。交代勤務でズタズタになる自律神経。

何より怖かったのは、

目に見えない「化学物質」の恐怖と、自分の寿命を切り売りする日々

この記事では、大手ホワイト企業に入りながらも、

俺がわずか3年で「身体を守るための撤退」を選んだ真実をお話ししますばい。

「街」がそこにあった。大手企業の凄まじい実態

転職して驚いたのは、その施設レベル。

  • 栄養バランスの取れた食堂
  • 仕事上がりに汗を流せる広々とした大浴場
  • 常に専門スタッフがいる医務室
  • 社員専用の体育館や、専用の教育棟

もはや会社というより、一つの「街」。

石油基地時代の「不潔・パワハラ」から一転、

コンプライアンスの行き届いた最高にホワイトな環境。

「これでようやく、頑張り続けられる環境ができた」

そう思っていた。

「夜の肉体労働」が、ひそかに寿命を削っていく

しかし、製造職の現実は甘くない。

24時間365日。

4直3交代制。21:45から始まる夜勤。

最初の1年は、新人の範囲内の作業内容、覚えるがメインで負荷は少なかった。

何より夜勤に対する抵抗はなかった。

2年目以降、蓄積する「夜勤の負荷」
  • 真冬でも蒸れる防護服。夏場は汗でぐちゃぐちゃ。
  • 深夜3時の制御室で、モニターの光に照らされた先輩の表情のない顔
  • 止まることなく”ウオンウオン”と蠢く巨大な機械音
  • その「機械」を中心に動く人間

あの時の俺は、間違いなくプラントという巨大なバケモノに食い尽くされる『エサ』やった。

夜の工場、外から見ると幻想的

夜の工場の見た目と裏腹に、夜の肉体労働は身体重い……

基本、朝型人間の俺にとって、

「夜中に20〜30kgの原料袋を何度も運び、階段を上り下りする」

日中の肉体労働とは別次元の疲労

仮眠時間があっても、体は確実に蝕まれていく。

「交代勤務の〝肉体労働”は、寿命を削って金に換える仕事だ」

その言葉が、現実味を帯びて俺にのしかかった。

年下のプロ集団と「資格の星取表」

俺の部署は、選抜された工業高校(理系)出身のエリート若手集団。

28歳で社歴10年の班長。

化学記号の知識もたしなみの1つと言わんばかりの優秀肌・秀才肌の若者軍団。

早めに悟った。

「学力で追い抜くのは現実的に困難。他の事に力を注いだ方が良い。」

そして「何もできないおっさん」 と舐められたくなかった俺は、ある行動に出た。

部署内に掲示された「資格取得の星取表」

俺は1年半で、6つの資格(危険物×2、衛生管理者、ボイラ技師、玉掛け、クレーン等)を

夜勤の仮眠時間も勉強時間にして取得した。

これが諸刃の剣。

そりゃあ、夜勤の負荷も蓄積するよ…

本当馬鹿だったなあ…

【はちぽの豆知識】資格の最短勉強法

✅「危険物乙種」と「2級ボイラー」の資格は”協会発行の過去問集”を最低3周📚🖊
✅「衛生管理者」は過去問サイトを最低3周
👉参考書は買ったけど、まったく読まんかった。

まずは”資格手当”を貰ってナンボ!💰✨

合格だけを目的ならテキストはいらん!

実務経験で知識をつける。気になったところをテキスト読むで十分ばい!

机の上に広げられた一冊の開いた本と、手書きのメモがびっしりと書かれたノート。中央にはペンが置かれ、背景にはぼかした本棚が映っている。資格取得のために独学で勉強に励む様子を象徴する一枚。
過去問3周で合格圏!あとはやるか、やらないかばい📚

実務経験では勝てなくても、

知識と意欲で「はちぽ」という人間を認めてもらいたかった

この時の必死さが、今の俺の自信には繋がっている。

でも現場は「紙の上の知識だけ」じゃどうにもならん…
実際、この後に痛い目をみるばい…

運命の分かれ道。右目を襲った激痛

工場の現場で目を守るために使用される、透明なプラスチック製の保護ゴーグルのアップ写真。使い込まれた質感があり、過酷な作業環境から身を守るための重要な装備であることを象徴している。
保護具はきちんとつけんとばい

ある日、高さ2mの配管から溶剤を抜く作業。

「脚立とりに行くのめんどい。このままやろう」

この油断が、一生の後悔になるところだった…

「ブシュッ」

圧力がかかった溶剤が跳ね、

ゴーグルの隙間から右目へ

(…え?何が起きた?)
「やばい…溶ける…失明する……!!」

事務所へ走り、蛇口の下に顔を突っ込んで必死に目を洗い流した。

幸い、処置が早く無事だったが、あの時の

「一瞬で人生が暗転する恐怖」

今も忘れられん。

心に誓った。

この恐怖は今後の教訓にする!絶対に!!!

怪我で欠損しても困るのは自分!

誰に何と言われようが、

「時間がかかっても安全を最優先!」

ほとんどの人が、日常作業は「流れ作業になって、必ず疎かになる」

そして作業が遅い人を煽る…

これは、どこの職場においても「必ず一定数いる」のが現実。

自分の怠慢だろうが、焦らせた奴のせいだろうが、失ったものは戻せない。これが現実なんよ。

「身体の拒絶」と、九州への決意

事故から数ヶ月後、追い打ちをかけるように「化学物質アレルギー」を発症した。

しっかり保護具を装着しても、隙間から入る成分に体が反応。

手の甲はかぶれ「痒み」から「痛み」へ次第に広がり、夜は咳で眠りにくい。

仕事のために、残りの人生を台無しにしたくない。

結婚したばかりの妻との未来を考えた時、答えは決まった。

どれだけ条件が良くても

「体が資本。健康が最大の資産」

俺を襲った「3つの黒い感情」

俺は再び、転職活動の舞台を故郷「九州」へ絞り、再起をかけることにした。

【心の本音】

  • 甘えかもだけど”夜勤の肉体労働”は無理だ。身体もアレルギー。
  • 目に溶剤入ったけど、何事もなく視えている。結果的に良いキッカケになった。
  • 妻に、これ以上心配をかけたくない

【罪悪感】

  • 入って数年、教育してくれた人たちに申し訳なさ。
  • そして、結婚したばかりの妻に対して本当に申し訳ない。

【恐怖】

  • 転職するとして、自衛隊、石油基地、今回の工場勤務、次が4社目…
  • 理由が何であれ、情けなか。まともな会社見つかるんかな…

24時間勤務の高年収を狙っているあなたへ

俺は海上自衛隊時代も24時間交代制を経験している。あの時、何の問題なくやれていたのはこれが理由ばい。

夜の肉体労働なし
✅単純に20代で体力が有り余っていた

【結論】やるなら、10代20代の「若い内」にスタートを切る
  • 体力と”夜勤に対する適応力”が断然違う
  • 10年の現場をやることによって”日勤の部署や役職”につく可能性が大きくなる

適性はあるけど、『設備管理』や『生産管理』は日勤勤務のパターンが多いですたい。連絡相手も日勤の人が多いけんね。

現場がキツいと感じたら、こういう職種にスライドする道も考えておいた方がよかばい!

今の安定をすてることに恐怖している人へ

俺は「サラリーマンの安泰」「高年収」を約束されたレールから外れるのが死ぬほど怖かった。

でも、「高収入の将来」を捨てて、

再び手に入れたのは、健康な身体と心だった。

もしあなたが今、寿命を削ってお金を稼いでいるなら、一度自分に聞いてください。

『その生き方、本当に命より大事?』

皆、はじめから「逃げよう」と思って入社なんかしてなか

  • 条件
  • 業務内容
  • 環境

その他、あらゆる要因が絡まって、自分に纏わりついてくるのが現実。

その中で「自分を守る」バランスを見失って

  • 「情けない、みっともない」
  • 「それでは半端者」
  • 「生活が…」

我慢した結果、次のステージで動けなくなる。

俺は、そこまで踏ん張る必要性なんてないと、この工場勤務経験を経て確信したばい。

辞めてもいい

「これからも」頑張れる心と体が1番大事

当たり前のこと過ぎて忘れがちだけど、

自分の身体を操縦できるのは、自分だけばい。

次回:ガス会社編 〜三度目、別の地獄が待っていた〜

連続で早期退職。 そんでも俺は諦めん。

幸い肉体労働で培った体力はある。資格を取れるだけの最低限の頭はある。

転職活動は落ちに落ちまくり、凹みに凹んだけども、

数十社の選考を経て、ようやくご縁をいただいたのが「ガス会社」。

進路を決めて、地元九州に戻ることにした。

【まだまだ、続く、薄弱男の体験談】

次は、地元九州に戻り、ようやく手にした安らぎ……のはずが、そこには『条件の嘘』と『モラハラ』が渦巻いとった

転職を繰り返し、どうやってサイドFIREを掴んだのか? 詳しい経歴はこちら >>

この記事で、こんな奴でも生きていけているんだ、と少しでも気持ちが軽くなってくれたら幸いです。

それでは!!しょな!!

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この記事を書いた人

38歳でサイドFIREを達成した、元・社畜の主夫ブロガーです。

会社員時代の「監獄生活」から抜け出すために試行錯誤し、現在は投資とブログを軸にした自由なライフスタイルを確立。家事をこなしながら、資産形成のコツやFIRE後のリアルな生活を包み隠さずお届けします。
「自分らしい生き方」を探しているすべての人へ。私の経験が、あなたの新しい一歩のヒントになれば嬉しいです。

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